KIKOF

Cup & Saucer|Moon Night

通常価格 ¥6,930(税込)
通常価格 セール価格 ¥6,930(税込)
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小ぶりで凛としたカップと薄手のソーサーのセット。紅茶や浅煎りコーヒーの香りをすっと立たせ、焼き菓子を添えても上品に映ります。カップ目安容量:約200ml(八分目)。色を揃えるとテーブルがすっきり整います。

 

[ KIKOF] 

KIKOF(キコフ)は、琵琶湖のまわりに技を受け継ぐ職人たちの集まり「Mother Lake Products」と、東京のクリエイティブユニット「KIGI」が2014年に立ち上げた日用品のブランドです。滋賀・信楽の土と手仕事に現代の造形感覚を重ね、飾らず毎日手に取りたくなる器をていねいに届けています。色名は湖の時間帯と風景に由来し、朝・昼・夕・月夜、そして土の色を移した繊細なトーンが、食卓に静かな陰影をもたらします。造形は折り紙を思わせる凛とした直線と薄づくりが特徴で、和洋を問わず料理の輪郭をすっと引き立てます。素材は“六古窯”のひとつ信楽の土。素地のあたたかな表情と、日用品として頼れる堅実さを兼ね備えています。 

KIKOFの制作を担う窯元のひとつが、明治創業の丸滋製陶。信楽で大型陶器を主に手がけてきた同社は、KIKOFで初めて鋳込み成形による繊細な八角形の器に挑戦しました。設計上は“薄く・軽く・直線的”であることが求められる一方、あえて鋳込み専用の「鋳込み泥」を使わず、粘度の高い信楽の泥土を選択。型の隅々まで回りにくく、プレートは特に難易度が高かったものの、質感と焼き上がりの表情を最優先に妥協しない製法が貫かれました。超軽量ゆえに釉薬は浸し掛けではなく吹き掛けで均一な膜厚を管理するなど、量産と美しさの両立のために工程を最適化。こうした試行錯誤を率いたのが五代目の陶芸家・今井智一さんで、その意思は現在、六代目の今井将之さんに受け継がれています。ブランドの“紙のように薄いのに頼れる器”という印象の裏には、信楽の土を生かし切る選択と、成形・乾燥・施釉・焼成の一貫管理による精密なものづくりがあります。 

KIKOFは、湖国の情景を映す色と、信楽の確かな素材感、そして職人の研ぎ澄まされた技術によって、暮らしの中で静かに効く“ふだんの良さ”を更新し続けています。

カラー
Moon Night
サイズ
Cup φ83 × H 84 mm / Saucer φ165 × H 11 mm
素材
陶器
生産国
日本(滋賀県/信楽)
デザイナー
KIGI
製造元
丸滋製陶(今井智一)
Cup & Saucer|Moon Night
Cup & Saucer|Moon Night