ショップが成長し続けるための日々は、デザイン業とは違う営み
お店をオープンしてまだ4ヶ月、もう4ヶ月。クライアントとじっくりと長い時間をかけて向き合い進んでいくCOMMUNEのブランディングとは違い、お越しいただくお客さまと、短ければたった数分の滞在の中でのコミュニケーション。どんな商品と空間でお迎えし、良い時間と体験をしていただくかは、とても小さい瞬間の積み重ねだと日々実感しています。
物事は複雑で、言語化も簡単ではないのですが、”理想のお店”になるべく、ある程度のスピード感で日々反省と改善を繰り返す行為は、とてもおもしろく、やりがいがあります。みんなでもっとこうしたいという考えを投げ合うディスカッションを通して、思いがけない形で自分たちのやりたいことに気づくことや、あるべき姿を見るときがあります。
ブランディングやデザインにおいて、何かを生み出す前のリサーチや要件整理、リファレンス集めやムードボード作成など、イメージの整理は得意分野ですが、自分たちのことになると急に難しくなるもの。
自分にとって理想のお店とは何なのかについてずっと考え続けています。それは場所によっても違うし、人によっても違うとても難しい問い。マーケットが小さく、通りがかりに人が来る大都会とは違う価値の伝え方と、地方都市ならではの規模感でのお店づくりがテーマです。
金沢のtaine、多治見の山の花、奈良のくるみの木、京都の恵文社、長野のわざわざ、奈井江の交点、東川のSalt、などなど、挙げればきりがないですが、その答えは素晴らしい先輩たちの中に見出すのが良いのかもしれません。
先日、帯広のELEPHANT IN THE ROOMと懐光を訪れる機会がありました(日本で一番寒い街幕別で極寒の車中泊キャンプをした帰り、この話は長くなるのでまた今度)。以前MEET.でのイベントや古物のセリで何度かお会いしていて、十勝出身のスタッフのイチオシというのもあって、ずっと行きたかったお店です。セレクトはもちろん、お店の外観や佇まい、サイズ感や接客の距離感など、十数分の会話と商品を通しての時間がとても心地よかった。懐光でもオーナーさんとの会話が接客以上のもので、また来たいと思わせてくれるものでした。
旅をする時はいつも、その街を自分のフィルターでスキャンして、自分に刺さりそうなお店や人に会いに行き、大抵の場合、その街のキーマンや愛されているお店に巡り合うと、芋づる式につながり同じ空気を纏う人や店に合うことができる。そして最後には、何度も思い出し、素晴らしさを語りたくなるような満足感とワクワクを持ち帰ることができます。そんな”その街に行ったら最初に訪れるべき店”が理想です。
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