「贈る者は、汗をかけ。」
すっかり雪が降り積もり、年末にむけて忙しなく過ごす日々のなか、ふと嬉しいお知らせが届きました。昔からの知人の幸せな結婚報告です。北海道を離れて暮らす知人とはここ数年なかなかゆっくり会う機会もなかったけれど、この年末にパートナーと帰省すると聞いて、2人に贈るお祝いの品をWONDERINGで探すことにしました。
毎週末お店にいるのだから、見慣れた商品が並んでいることに変わりはないのだけど「あの人に贈る結婚のお祝い」という目的があると、とても新鮮な気持ちでまた違った表情で見えるから不思議です。悩みに悩んで、でも贈る人を想いながら選ぶのは楽しくて。最後に選んだのがSEKISAKAのシンプルな透明ガラスのペアグラスFAMILYWARE。それぞれグラスの形が異なるのですが2つを並べると凹凸がピタッと気持ちよくはまる形。寄り添って、支え合っているかのようなその姿が「これからの2人」と私の想いにも重なりました。
想いは言葉にしないと伝わらないと言いますが、言葉なくして伝える数少ない方法のひとつが「贈りもの」だと思います。お祝いや季節の折に贈りものを選ぶことは度々あるけれど、いつもとても悩みます。コピーライター岩崎俊一さんの「幸福を見つめるコピー」という本に"贈る者は、汗をかけ。”というコピーがあります。そのコピーについて岩崎さんは、"人に贈りものをするとは、知恵も、時間も、労力も、お金も使うという、とてもめんどくさい行為。でも、そうしてでも人は、人に贈りものをしたいのだ。そうすることで相手の人がよろこんでくれることを知っているからだ。"と本の中で綴っています。贈りものを選ぶのは、その時間、贈る人を想って心を尽くすことだと感じます。
年末仕事を納め、久しぶりに休みの日曜日、自宅に2人を迎えました。挨拶をすませてコーヒーとケーキを楽しみながら、馴れ初めを聞いたり他愛のない話をして、お祝いの贈りものを渡しました。大したものじゃないんだけど...とお決まりの文句を言いつつ、その場で開けてもらって寄り添う2つのグラスの形のことを伝えました。そのとき2人が目を合わせて笑い合う姿が微笑ましくて。私の方が嬉しい気持ちをもらって、思いがけず贈りものをした以上のお返しがありました。
WONDERINGでの贈りもの探しが、お客様にとって小さな幸福を感じるきっかけになれたら、これ以上嬉しいことはないと感じた出来事でした。

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