LOPPIS2025
6月の第一週末、苫小牧の「イコロの森」で毎年開催されているイベント「LOPPIS(ロッピス)」に、WONDERINGも出店させていただきました。 5月に開催したイベントで、主催の新村さんとお会いしたのがきっかけで、このような素晴らしい場に携わることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。
LOPPISは、今年でなんと16年目。北海道におけるマルシェのパイオニアとも言える存在で、毎年、広大な森と美しく手入れされたガーデンが広がるイコロの森で開催されています。
実は、16年前の記念すべき第1回目、代表の上田が客としてこのLOPPISに足を運んでいました。時を経て今年、出店者側として参加することに、上田自身「なんだか不思議な気持ちだ」とこぼしつつも、長年交流のある作家さんたちと肩を並べて出店できることを心から喜んでいました。私自身も、その特別なタイミングにご一緒できたことが本当に嬉しいです。

WONDERINGとしてイベントに出店するのは、前回の「北海道蚤の市」に続いて今回が2回目。前回とは環境も違えば、足を運んでくださるお客さまの層もきっと違うはず。「どんなモノが喜ばれるだろうか」「今のWONDERINGとして何を見ていただきたいか」と、あれこれ頭を悩ませ、想像を膨らませながら準備を進めました。
搬入は前日の金曜日。天気にも恵まれ、絶好の搬入日和でした。今回は初めてハイエースをレンタルし、せっせと荷積み作業。まるでテトリスのように、隙間なく積み込んでいきました。
無事にイコロの森へ到着すると、森の澄んだすっきりとした空気と、遠くから聞こえる羊の鳴き声が。その心地よい空間にすっかり癒されながら搬出を終えました。

さて、いよいよイベント当日。 私たちのブースは「ナーサリー」と呼ばれるビニールハウスのエリアでした。unpluggedさんやBROWN and ordinary.さん、Anorakcityさん、medoさん、そしてビカクラブさんなどなど、イベント常連の心強い皆さんに囲まれて、ドキドキしながらのスタート。
あいにく太陽には恵まれず、曇りと大雨の空模様となってしまいましたが、そんなお天気はなんのその。オープン直後から、意気揚々としたお客さまが次々と駆け込んで来てくださいました。天候をものともしないその熱気に、「これぞマルシェ!」と私たちもぐっと気合いが入りました。
今回WONDERINGのブースでは、新品のプロダクトをメインに、少しの古物も交えてセレクト。 特にマルシェという場所柄もあってか、食卓を彩る「FOOD」関係のアイテムを多くの方に手に取っていただけた印象です。広島の大崎上島で果物農家を営む岩崎さんのジャムや、岡山の佐藤紅商店さんの柚子胡椒など、私たちが心からおすすめしたい「作り手さんの想いが詰まったモノの良さ」が、ちゃんとお客さまに伝わっていく感覚があり、とても嬉しい時間でした。

LOPPISには、若い方からご年配の方、赤ちゃん連れのご家族、そして可愛らしいワンちゃんを連れた方まで、本当に老若男女問わずたくさんの方が訪れていました。お客さまとお話ししていると、「毎年これを楽しみに来ているんです」という長年のファンの方がとても多く、このイベントがいかに深く愛されているかを感じずにはいられません。

また、イコロの森という場所柄、植物や苗の販売も充実していて、会場のあちこちで緑の苗を大切そうに下げて歩く方の姿が見られました。
ある女性のお客さまとの会話が、今でも強く心に残っています。「さっき、ずっと念願だったホップの苗を買えたの。2、3年経って実がなったら、天ぷらにして食べようと思っているのよ」その言葉を聞いたとき、「なんて豊かな暮らしなんだろう!」とハッとさせられました。数年先の楽しみを土に植え、育てる時間を慈しむ。そんな価値観を持つ方々と直接お話しできることも、このマルシェの大きな魅力なのだと思います。

16年という長い間、この素晴らしいイベントが愛され続けている理由。
それは、主催の新村さんやスタッフの皆さんの並々ならぬ努力、そして素敵なものづくりをされている作家さんたちの力添えがあってこそです。でもそれだけでなく、訪れるお客さまご自身が、モノの背景や育てる時間を愛せる「感度の高い方々」だからこそ、会場全体がこんなにも心地よく、良い空気感に包まれているのだと実感しました。
この豊かな森の中で過ごした時間は、私たちにとってもかけがえのないものになりました。また来年もご縁があれば、ぜひ参加したいと思っています。まだLOPPISに足を運んだことがないという方は、本当に素晴らしいイベントですので、いつかぜひあの森の空気を味わいに行ってみてくださいね。

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